【1年】 005

気がつくと目の前にあの女神様がいて、僕が死んでしまったことを教えてくれた。
そして、生前たくさんの人に癒しを与えたことのご褒美にひとつだけ願いを叶えてあげましょうと言った。

僕の願いは1つしか思いつかなかった。

  あの子に会いたい。
  会って「ありがとう」を言いたい

それが叶うなら死んでもいい。
いやもう死んでるんだけどね。