【再会】 005

翌日、公園へ。
約束の時間よりかなり早いけど他にすることもないし、まぁいいか。

悲しみをまだ引きずっているであろうその子にどんな声をかけるべきだろうかと思案しながら公園に着くと、 その子はもう待っていて、僕をみつけると僕の心配が馬鹿みたいに思えるほどの満面の笑顔で駆け寄ってきた。

いや、元気を取り戻せたのならそれが一番なんだけども。