【やがて来るタイムリミット】 002

僕は悩んでいた。苦悩していた。
間もなくタイムリミットの日が来る。残された時間をタマとどう接すればよいのか、どのような最後を迎えればよいのだろうか?
何かすべきことがあるんじゃないのか?

何も思いつかないまま、残り10日となった日、いつも待ち合わせてる公園にタマがなかなか来なかった。
しばらく待っているとタマの友達が息を切らして駆けつけてきた

 「珠美が倒れて病院に運ばれた」

頭が真っ白になり、しばらく立ち尽くした。